実は僕、今、現役高校生です。

２７歳のおっさん高校生。

 

高一の夏、父親の会社が倒産しました。

 

自分の食べ物も、自分で稼ぐ必要がある状態になり、高校も行かなくなって

 

いつのまにか、飲み屋とかゲイ業界で働くようになってました。

 

 

急に自分に自信がもてなくなって、ずっとフラフラしていました。

「自分に自信を持て」って色んなところで教わったし

でもそのための礎がなんにも無いんです、僕には。

 

ずっと暗い顔はしてなかったつもりだけど

笑ってる自分が他人には実は卑屈に見えてるのかなって思って

心配になったり

悲しくなったり

そんな自分が何か、高い目標を目指すなんてことは無理だと思っていました。

凄く怠惰な感じで生きていた時期もありました。

 

本格的に、マッサージの仕事をはじめてからは少しは変われました。とくに自分で「涼」をはじめてから、でしょうか。

 

お客さんが、僕がふだん会っていた人たちと少し違っていて、勉強になりました。いろんな人生や価値観があるんだなーって。

 

その中でも、他人様と自分を比較して悩んでしまう自分がいました。

 

生活できているけど、自分は

この生活をするために、生きてるの？？

これって生きてるって本当に言えるの？？

みたいな問いが頭の中から去りませんでした。

 

その中で、あるとき、本当にふいに、自分には「失くせないこと」があると気付く瞬間があったんです。くわしくは語れないけれど…でもそれに気付けて、そういう自分がいることに行き着いたんです。

 

その時、とても不思議な気持ちになって

 

全部！

今までのいいことも、悪いことも全部が繋がっていたように感じられて視界が晴れた気持ちになりました。長くなったので後編に続きます。